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いい泥!

相変わらず、ころころと天気が変わる鹿児島です。
昨夜は、かなり雨が降りましたが、今日は晴れ間も見える天気でした。
甲突川や鴨池川は増水してまっ茶色・・。河口部からは錦江湾に茶色い水が広がっています・・。

さて、前回はあまりの画像に、皆様からメールやらお電話やらたくさん頂きました。
な~んだ!皆さん、結構好きなんじゃないですか~!!笑
テレビ局からもご連絡を頂いたのですが、ホントに放送できるんでしょうか・・。笑

今回は、お口直しにかわいいエビの写真を・・。

とある桜島の入り江の奥、岸辺は照葉樹の森に囲まれ、鳥の声が響きます。小さな、ほんのチョロチョロしか流れていない川が流れ込みます。付近の海底からは、温泉が湧き出し(これもチョロチョロですが・・)寒い日などは、辺りからもうもうと湯気が立ちます。
以前はこの入り江には、カンパチの養殖生簀が海面を覆い、入り江の奥には入れず、入り江の出口付近で潜るだけでした。しかし入り江出口の海底は、ソフトコーラルに覆われた豊穣の海なのです。

生簀がない今、チャンス!とばかり奥にボートを進めます。
この入り江、出口の水深は110m!入江の奥行きも100mそこそこ、ドン深の入り江です。
水深8mにアンカーを降ろしますが、岸に振られた船尾の水深は50cmです。

先に飛び込んだ友人の矢幡さんが、ぽっこり顔を出して、「いい泥だよ~!」と言い残して、潜っていきました。
なんだかワクワクしながら、エントリーすると、なるほど海底はいい泥です。
小川から流れ込んだ流木が泥から顔を出しています。落ち葉やどんぐりがあちこちに散らばっています。
海面には小川からの真水、海底からは湧き出す温泉で、浅場の水中は焼酎のお湯割りのように、もやもやです。

アンカーまで行くと、泥底がものすごい急斜面で暗闇へと落ち込んでいます。ますます期待大です。
あたりには、でかいウニがゴロゴロ。
オーストンフクロウニです!
錦江湾では冬場に深場で少し見られますが、こんなにたくさん一度に見たのは初めてです。
一番浅いのは5mくらいからいいます。
これは、これは!とウニの表面に眼を凝らしますと・・。いましたいました!
まだ和名のないカクレエビの一種、Allopontonia iaini です!
国内でも、伊豆で見つかっている綺麗なアーチンシュリンプです。
以前見たときは、ガイド中でカメラを持っていなかったので、突然のチャンスに深場にも下りずに撮影開始です。

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ひとしきり撮ってあたりのウニを見てまわると、ウニ5,6個に1個には、エビが住んでいるのが見つかりました。
中には緑色の卵を抱いた♀もいました。

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この環境がオーストンフクロウニを呼んでいるのでしょうか。
いつまでいてくれるのかなあ・・。
by geikai_diver | 2010-02-01 23:40 | 錦江湾
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